「半減期延長型」ジビイを使ってみた感想

どうも♪こんにちは☆Qちゃんです(^^♪


今日は、僕が新しい治療薬を使ってみた感想についてシェアしたいと思います☆


現在、血友病の治療薬はたくさんあって、選択肢が多いです^^


研究開発してくれている開発者さん、医療関係者さん、製薬会社さん、ホントにありがとうございます☆


そんな中、多いことはもちろん良いことなのですが、多くてどれを使ったら良いか分からないっていう人もいると思います。僕がそうだったので^^


そんな僕が、今回新しい治療薬を試してみました。「半減期延長型」の治療薬ジビイです。


バイエル薬品さんが製造販売元の血液凝固第Ⅷ因子製剤です。

写真の右側は、同じくバイエル薬品さんが製造販売元のコバールトリイです。僕がこれまで使用していた製剤です。


この二つどちらも、遺伝子組み換え型の製剤なのですが、違いは「ペグ化」されているかどうか。


「ペグ化」って何???


これは、簡単に説明すると、身体の中で薬が効く持続時間を長くすることです。


そのため、ペグ化された製剤は、「半減期延長型」と呼ばれています。



「半減期延長型」って何???


血友病の人は、第Ⅷ因子もしくは第Ⅸ因子という出血を止める役割を果たすための重要なタンパク質が異常に不足しています。そのため、出血すると血が止まりにくいのです。


第Ⅷ因子もしくは第Ⅸ因子の因子を活性化させるための製剤を身体に注入することで、出血を止めます。


ただここで問題があります。この因子の活性は、時間が経つと減少するため効果がなくなってしまいます。


半減期延長型というのは、この因子活性が半減していくまでの時間がこれまでよりも長くなるということです。


たくさん製剤がありますが、今回は僕が使っている第Ⅷ因子製剤「コバールトリイ」と「ジビイ」で説明します。


身体に輸注してから因子活性が半減していくまでの時間が異なります。


「コバールトリイ」は、約12時間


「ジビイ」は、約19時間。


この時間は、あくまでも目安で、人によって多少の違いはありますが、「コバールトリイ」よりも、薬の効き目が長い「ジビイ」は半減期延長型と呼ばれています。


因子製剤を注射すると、因子活性が一気に上昇します。病院で検査することで、自分で数値を把握することが出来ます。


検査方法は、まず採血をして、製剤を輸注します。30分間経過したのち、再度採血をします。


これは採血をする前の因子活性値を測り、輸注した後の因子活性値を測るためです。

注射をうったあと、どれくらい因子活性値が上がるのかで、薬が効いているかどうかを把握します。


その後、使う製剤によりますが、数日後にあらためて採血を行います。


僕の場合、今回の「ジビイ」は、5日後に再度病院へ行き採血を行い、その時の因子活性の値を検査します。検査結果が出たら、またシェアしますね^^


3月13日(金)の14時に、「ジビイ」を初めて輸注しました。


数値を測っていないので、厳密な精度は分かりませんが、この記事を書いている15日の夜の時点での僕の感想です。


めちゃくちゃ効いてます!膝の痛みや肘の痛みの感覚が全然違います!


これまで「コバールトリイ」の場合、3日に1回の間隔で輸注をしていました。


注射をしてから2日目には少し違和感が出てきていました。なので、3日経たずに輸注することもありました。出血させたくないので、違和感があるときは必ず予備的に輸注します。


いつもは夜に輸注することが多いです。


「ジビイ」は病院で14時ごろに輸注したので、今の時点で、これまでの「コバールトリイ」だと、少し違和感がでていてもおかしくない時間が経過しているのですが、すごくすごく快適なんです^^


関節症を患っているため、曲げ伸ばしの痛みは多少はありますが、薬の効果がある状態というのが分かります☆痛みの感覚が違います^^


「半減期延長型」すごい!!(^^♪ 


これは僕にとってかなりの朗報です☆3日に1回の定期輸注のペースが、5日に1回になれば、こんなに嬉しいことはありません!


注射を打つ回数が少なくて、身体を守ってくれるのなら、最高です☆


もちろん、人によって合う合わないがありますので、必ず検査が必要にはなりますが、もしまだ半減期延長型を使ったことがない人は、一度検査してみてはいかがでしょうか?


新しい治療薬の「ジビイ」を使うときに気になったのですが、もしジビイを打って、その後、あまり効き目が感じられなかったら、家にまだ数本残っている「コバールトリイ」を打っても良いかどうか確認したところ、問題ないとのことでした。


何かあったときのために併用可能とのことです。


これは「ジビイ」と「コバールトリイ」の話なので、他の製剤の場合は、かかりつけの医師や薬剤師さんに必ず確認してくださいね。


僕の場合は、半減期延長型にして良かったです☆


これから継続していきながら、また状況をシェアしていければと思っています。


僕の体験が参考になると嬉しいです☆


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よろしくお願いします☆



※この記事を書いていて少し気になったのは、パッケージに書いてある使用期限ですね。
コバールトリイは、前回の検診(3か月前)に処方されたもので、使用期限が2021年7月まで。今回処方された「ジビイ」は使用期限が2021年3月までになっています。そこまで使わないでおいておくことはありませんが、「ジビイ」は使用期限が短いのかな?次回先生に聞いてみよう。


2020年3月16日

血友病のQちゃん












☆エンタメに☆

血友病は血が止まりにくい疾患で、 関節に障害が出やすい病気です⭐️ やりたいことが出来なくなり、たくさん挫折しました。 でも、出来なくなったからこそ、出来ることがある! 弱さがあるから強くなれる! 病気の認知度を高めて、 血友病に関わる人を豊かにする♪

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